中古住宅の耐震性や構造を確認する際のチェックリスト｜

中古住宅の耐震性や構造を確認する際のチェックリスト
カテゴリ：賢いお客様の家の買い方　/　投稿日付：2025/08/01 08:56

浜松市中央区のセンチュリー21浜松不動産販売です。

近年、中古住宅の需要が高まっています。新築住宅の価格上昇や、リノベーション技術の発展、さらには環境面への配慮がその要因となり、多くの人が中古住宅を選択肢に入れています。しかし、中古住宅を購入するには、新築物件とは異なる知識や判断力が求められます。予算や条件だけでなく、物件の状態やエリアの特性、将来の資産価値まで考慮しなければなりません。
本記事では、「賢い中古住宅の探し方」をテーマに、購入の際に押さえておくべきポイントを、全40回を通して解説します。初めての方にもわかりやすく、経験者にとっても参考になるよう、物件選びの基礎から実践的なアドバイスまで幅広く取り上げています。今回は「中古住宅の耐震性や構造を確認する際のチェックリスト」をテーマに、解説していきます。ぜひ参考にしてください。

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中古住宅の耐震性や構造を確認する際のチェックリスト

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中古住宅を購入する際、物件の外観や内装だけでなく、耐震性や構造の状態も慎重に確認することが必要です。特に日本は地震の多い国であるため、安心して長く住むためには、住宅の安全性が不可欠です。本記事では、中古住宅を選ぶ際に押さえておきたい耐震性や構造に関するポイントを、4つのチェックリストに分けて解説します。

１．築年数と耐震基準の確認

まず、物件の築年数を確認することが重要です。1981年6月1日に新耐震基準が施行されて以降に建てられた住宅は、現行の耐震基準に基づいて設計されているため、耐震性が高いとされています。それ以前に建てられた住宅は、旧耐震基準で設計されている可能性があり、耐震性が低いことが考えられます。そのため、築年数が古い住宅を購入する場合は、耐震補強が行われているかどうかを確認しましょう。また、リフォーム時に耐震診断を行い、必要であれば補強工事を検討することも大切です。

２．基礎と地盤の状態

次に確認すべきは、住宅の基礎と地盤の状態です。住宅の基礎がしっかりしていないと、地震の際に建物全体が大きな被害を受ける可能性があります。基礎には、鉄筋コンクリート造の布基礎やベタ基礎などがありますが、ヒビ割れがないか、しっかりと固定されているかを確認することが大切です。また、地盤の状態も建物の安全性に影響を与えるため、地盤が軟弱でないか、過去に地盤改良が行われているかなどの調査結果を確認しましょう。特に軟弱地盤に建つ住宅の場合は、地盤沈下や傾きのリスクがあるため、慎重な検討が必要です。

３．壁や屋根の状態

住宅の壁や屋根も耐震性に大きく関わる部分です。壁にヒビや亀裂が入っていないか、また屋根が老朽化していないかを確認しましょう。特に、住宅の構造で重要なのは耐力壁で、これが十分に設置されていない場合、地震の際に住宅が倒壊する可能性があります。耐力壁が適切に配置されているかどうかは、専門家の診断が必要ですが、目視でも亀裂や剥がれがないかをチェックすることが可能です。また、瓦や金属屋根が錆びていないか、破損していないかを確認し、雨漏りの原因にならないか注意しましょう。

４．耐震診断とリフォームの可能性

最後に、購入前に耐震診断を依頼することを強くお勧めします。中古住宅は、建物の見た目だけでは耐震性を判断することが難しいため、専門家による診断でしっかりと確認することが重要です。耐震診断の結果、補強が必要と判断された場合は、そのコストも含めて資金計画を立てる必要があります。耐震補強工事には、耐力壁の増設や基礎補強、金物による補強など、様々な方法があります。リフォームの一環として、耐震性を強化することができれば、より安心して住むことができるでしょう。

まとめ

中古住宅の購入時には、耐震性や構造のチェックが不可欠です。築年数や耐震基準、基礎や地盤、壁や屋根の状態をしっかり確認し、専門家による耐震診断も活用することで、安全な住まいを選ぶことができます。地震に対する備えを怠らず、安心して住める中古住宅を見つけるために、これらのポイントを押さえて購入を検討してください。

次回は「中古住宅と土地の相性を見極める方法」について解説します。ぜひご期待ください。

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